命を宿す酒造り 命を宿す酒造り

江戸時代後期の安政四年、伊勢近くに蔵を構えてから百六十年余り。日本一の水質を誇る宮川水系の水に恵まれたこの地で酒を醸して、八代にわたっての代替わりを繰り返してきました。どんなに時代が変わっても、こと酒造りにおいては機械任せで思うようにはならず、人の力、自然の恵みに頼る部分が多く、酒造りを極めようとするほど、自分たちの力及ばぬところにある神秘への畏敬の念が深まります。

国生みの地、伊勢において神にも捧げる国酒である日本酒を醸していると、時に神話の世界に思いを馳せることがあります。

月明かりの夜、静まった蔵に入ると静けさの奥から、醪の発酵する音。クツクツ、プチプチ……小さな、囁きのような音色です。
酒が出来上がるまでの理屈を頭で理解はしていても、命なきものに命が宿ったような錯覚におちいり、森羅万象に命を、神をみた古の神話の世界に思いが向かいます。
日本酒蔵では、酒造りを始める前に祈祷をするのが習わしですが、夜の蔵で醪の声を聞くたび、手を合わせたくなるのです。

江戸時代後期の安政四年、伊勢近くに蔵を構えてから百六十年余り。日本一の水質を誇る宮川水系の水に恵まれたこの地で酒を醸して、八代にわたっての代替わりを繰り返してきました。どんなに時代が変わっても、こと酒造りにおいては機械任せで思うようにはならず、人の力、自然の恵みに頼る部分が多く、酒造りを極めようとするほど、自分たちの力及ばぬところにある神秘への畏敬の念が深まります。

国生みの地、伊勢において神にも捧げる国酒である日本酒を醸していると、時に神話の世界に思いを馳せることがあります。

長年、酒を造っていても、毎回同じことを繰り返していては良い酒は造れません。
原料の米を見極め、気候の変化を鋭く感じ取り、醪の声に耳を澄ます。
そのたびごとに感覚を研ぎ澄ませて、最善を模索するのです。
そうやって、私たちは長年の伝統を守ってきました。
「古くて、新しい」という私たちの酒造りは、培ってきた技術の上に安寧することなく、常に新鮮な心持で取り組むことで成り立ちます。

私たちはこの姿勢を、常若(とこわか)の思想に学んできました。
常に新しく、清浄であることを尊ぶ常若という考え方。
伝統を受け継いでいくものとして、私たちが大切にしているものの一つです。

私たちが新たに生み出したSHIKIにはそのような思いも込めています。
目指したのは、一日の終わりに、飲む人の心を洗い、潤すような日本酒の体験。日々忙しく、自分に立ち戻る時間もない、そんな方に、ひと時、新たな息吹を吹き込んでくれるような新しい酒。
自分を内側から満たす、静なる安らぎを与えてくれるような日本酒とのひと時を、存分にお楽しみいただければ幸いです。

会社概要

社名
河武醸造株式会社
代表取締役社長
カワイ ヒデヒコ(八代目)
所在地
〒519-2174
三重県多気郡多気町五桂234番地
創業
安政四年(西暦1857年)
水のこだわり
仕込水は伊勢神宮に流れる川と同系の宮川水系を使用。
米のこだわり
当蔵唯一の酒米「*弓形穂」及び 伊勢國産の酒米を使用。
*弓形穂は山田錦の母系。
酒米の王様と言われる山田錦は伊勢神宮外宮膝元で栽培されていた山田穂にゆかりがあると言われています。
受賞歴
ミラノ酒チャレンジ
2019年 普通酒部門 プラチナ賞受賞
ミラノ酒チャレンジ
2019年 純米酒部門 金賞
インターナショナルワインチャレンジIWC
2019年 純米酒部門 ブロンズ
インターナショナルワインチャレンジIWC
2019年 純米吟醸部門 ブロンズ
Kura Master
2019年 純米吟醸部門 ゴールド
フェミナリーズ世界ワインコンクール
2020年 純米大吟醸部門 金賞
インターナショナルワインチャレンジIWC
2020年 純米酒部門 トロフィー
インターナショナルワインチャレンジIWC
2020年 純米吟醸部門 ゴールド
インターナショナルワインチャレンジIWC
2020年 普通酒部門 ブロンズ